夜勤や残業手当をもらうことで看護師の年収は多くなりますね。
しかし、年齢を重ねていくと夜勤や残業をする体力がなくなっていく看護師は多いですね。
また、結婚や出産、育児などライフステージの変化により夜勤や残業をするのがむずかしくなります。
その場合は日勤のみの職場へ転職を考えますね。
しかしここで心配になるのが看護師の年収です。
- 夜勤がなくなり、日勤のみになった場合には給料が下がってしまうのか?
- 高収入をもらえるところはあるのか?
このような悩みをもつ看護師は意外に多いです。

夜勤なしの働き方について、同ような悩みを持っていませんか?
今回は看護師の夜勤なしの給料がどのくらいなのか、高収入のところがあるかなどについて解説します。
目次になります。
看護師は夜勤がないと給料が少ない?
看護師は夜勤がつらいことを理由に転職を考えることが多いですが、その一方で夜勤がなくなることで給料が減ってしまうのではないかという不安を持ちます。
本当に夜勤なしでは給料が減るのでしょうか?
高収入が得られる理由とは
看護師の年収は同世代の女性の中でも高水準だと言われています。
その理由は基本給以外の手当が多いことす。

看護師は夜勤手当や当直手当、深夜勤務手当などがかなり割合が多めです。
それにより、看護師の年収は一般的な女性の年収よりも200万円以上多くもらっていることになります。


特に夜勤手当は高額で、看護師の年収で差が出てしまうのはこの夜勤手当の額の差だと言われています。
1回の夜勤手当の平均は以下のように勤務体制によって差があります。
2交替制:11,000円
3交替性 準夜勤:4,000円
深夜勤:5,000円
この金額は地域や病院によって格差があります。
地方の病院よりも大都市の病院の方が給料も待遇もいい傾向があり、夜勤手当だけで月8万円ももらっている看護師もいるようです。
お金より大切なこと
夜勤手当をもらうことで大きな収入を得ることができますが、看護師の仕事でお金を多く稼げるということは仕事が大変ということになります。
夜勤手当をもらってお金は多くもらっているけど、身体的にはきついという看護師は少なくありません。
というより、非常に多いです!
看護師は75%が辞めたいと思っており、やめたいことの多くは、仕事が多忙すぎることを理由にしています。
医労連の調査によると、夜勤がつらいから辞めたいという人は全体の31.6%が思っており、第4位でした。
夜勤による疲れから仕事にやりがいを感じなくなって辞めたいと思う気持ちが芽生えることがあります。
なので、お金よりも身体を大事にしようと思う看護師は年齢を重ねると共に増えていきます。
看護師は夜勤無しの日勤のみでも高収入になることがあるのか?
給料面だけを見ると夜勤はあったほうがいいと感じるかもしれませんね。
しかし、時給に換算すると夜勤がなくなることの方が、給料が高くなることもあるます。
さらに夜勤をすることによって精神面や健康面で支障が出るのであれば夜勤がマイナスポイントになります。
このマイナスがなくなるということは、お金以上に大事なプラスになることになり得ます。
しかし、先ほどもお伝えしたように夜勤がなくなることで必ずしも給料が少なくなるというようなものではないです。
なので、夜勤なしの仕事を選ぶ方が長い目で見たときに正解と言えるのではないでしょうか。
夜勤無しでも給料が高くなる理由は?
夜勤無しでも経験年数や勤める地域などによって、ある程度の給料はもらえます。
同じような年数と勤め先なのに差が出てしまう理由は、夜勤がなくても忙しすぎたり、残業が多いという声が多いようです。
給料が良くて楽な病院はないとほとんどの看護師が行っているように、高収入にはそれなりの理由があるようです。


メモ
あと例外ですが、関東の大学病院勤務で多忙な看護師さんはめちゃくちゃお金が良かった記憶があります。同じ臨床工学技士の学生時代の同期ですら、年収600万貰っておりその当時は26歳でした。ただ激務の多忙の残業時間で稼いでいました。なので、そこで働いていた看護師さんは800万くらい貰っていたと思います。しかし、めちゃくちゃ大変だったようです
忙しくないのに給料がいい場合?
看護師でも企業看護師や特殊業務の看護師、看護師経験歴が長くて役職に付いている場合には一般の看護師より多く給料をもらってる傾向にあります。
企業看護師
企業看護師とは、病院の看護師ではなく、企業内の医務室での健康管理業務などです。
企業看護師への転職は人気ですがいくつか条件がります。
例えば大学卒で保健師の資格保持、転職回数が少ない、パソコンスキルを持っていないと選考に通ることができません。
OLのように働けることで人気ですが条件が厳しいです。
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特殊業務看護師
特殊業務看護師とは、一般病棟では身につかないスキルのことでたとえば美容外科けいや透析系などです。
美容外科系は自由診察のサービス業の色合いが強く、契約などの歩合で給料が多くなるという場合もあります。
透析業務の看護師は穿刺や透析関連の知識やスキル必要です。
透析の分野には認定看護師もありますのでキャリアアップも狙えます。
看護師なら誰でもできるとは言えませんが努力次第ですね。
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キャリアアップで透析認定看護師になるには
透析認定看護師は透析治療の分野に特化してそれぞれの患者さんに最適なケアをする認定看護師です。 透析は腎臓の機能を人工的に代替えするたもの医療です。 血液透析と腹膜透析の2つがありますが、 ...
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こうした企業看護師や特殊業務の看護師は、病棟ほど厳しくないですが、日勤のみでもこう給料を貰える場合が多いです。
夜勤がなく、それほど忙しくないのに高収入を得るには条件が厳しい場合が多いですね。
夜勤無しでも働ける看護師職場
結婚や出産などライフステージの変化をきっかけに看護師としての働き方を変えようと思う看護師は多いですね。
そんな看護師におすすめな働き方が夜勤無しで日勤のみの働き方です。
夜勤がなく、日勤のみの働き方にすれば子育てとの両立もしやすくなり、パートナーとの時間を多く作れるようになり、家庭と仕事の両立がしやすくなります。
夜勤がない職場は以下の施設です。
・クリニック
・病院の外来勤務
・検診センター
・入院施設のない病院
・保育園や学校
・企業看護師(一般企業の医務室)
夜勤がない職場というのは夜勤の必要のない病院で、夜勤そのもののシステムがない職場です。
以上のような職場に転職をすれば夜勤がなく、日勤のみの勤務を行えます。
ただし、クリニックには夜勤がないところが多いですが、例えば透析クリニックなどは準夜勤がある場合があります。
転職を検討されている方は確認をしておきましょう
新人看護師でも夜勤無しの職場で働けるのか?
新人看護師の配属先は一般病棟はが大半ですが、病院によっては手術室やICU、外科外来、放射線科など特殊業務でも新人から配属されることがあります。
何か事情があった場合は外来配属や、病棟の日勤常勤というケースもありますが、それは持病がある看護師や家庭の事情などな理由になってくるので希望が通る事は少ないです。
1年目や2年目では日勤のみの職場へ転職は可能?
看護師1年目や2年目で日勤のみの職場への転職は不可能ではありません。
しかし、夜勤無しの職場は人気なので選べるだけの求人情報があるとは言いにくいです。
夜勤がなく、日勤のみの病院は看護師を少数で運営していることも多く、即戦力になる人材を求めていることが多いです。
なので、業務経験3年未満の人は書類選考で落ちるという事はあります。
しかし、職場の若返りなどを理由に1〜2年目でも採用してくれるところはありますので探しみるのもいですね。
まとめ
看護師は夜勤があると夜勤手当がついて給料が多くなります。
しかし夜勤は体力的につらくなり、辞めたくなる理由の一つにもなります。
夜勤がなくても高収入を得ることができる仕事もあるので、そちらへの転職を検討してみてはいかがでしょうか?
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